働きアリ@働かない

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月刊バーン[相棒の可能性:2023_2]

0)はじめに

 相棒というメカニズムの強さ

 

目次

・相棒の可能性

・次回の予定

 

1)相棒の可能性

 相棒。そのメカニズムの強さには言うまでもないでしょう。バーンの主戦場のモダンでもその強さはいかんなく発揮され、10種中2種は禁止されています。残りの8種についてバーンで使うならどうか、という観点で見ていこうと思います。

 

・深海の破滅、ジャイルーダ

深海の破滅、ジャイルーダ

 かなり厳しいと言わざるを得ません。まず、《稲妻》と《ゴブリンの先達》の両方を採用できないとなるとかなりの構築制限がかかることになります。そうした高いハードルを越えて得られる恩恵がクリーチャーの踏み倒し。現状はバーンとの相性はすこぶる悪いでしょう。今後、0マナの待機スペルでの火力や分割カードの登場により組みやすくなるかもしれませんが、クリーチャー問題は解決できなさそうなので能力を活かせないと他に劣ることは免れないでしょう。

 

・湧き出る源、ジェガン

湧き出る源、ジェガンサ

 バーンで一番素直に入れるならこの相棒かと思います。バーンで重要な1マナのカードはすべて入れられるうえに2マナのカードも《ボロスの魔除け》のようなバーンスペルなら入れることができます。ただ、《大歓楽の幻霊》を入れられないことがネックです。しかし、後述の相棒でも《大歓楽の幻霊》が構築条件に入るものは少なく、その上バーンのメインカラーの赤と合致しておりそのほかのカードも比較的条件緩く採用できるので一番素直といえるでしょう。カード単体の能力は使うことなさそうなものの、モダンでこのサイズは脅威といって差し支えありません。今後考える機会を設ける必要がありそうです。

 

・孤児護り、カヒーラ

孤児護り、カヒーラ

 デフォルトのバーンで構築条件に合う生物はありません。しかしノンクリーチャーにすれば構築条件には沿うのでそのようにするのが早いでしょう。そうするとPWが採用出来たり、かつてのように《罠の橋》が採用出来たりするのでそこまで変なバーンにはならないかもしれません。《ボール・ライトニング》のような過激的なエレメンタルを採用する線もあり得ますが厳しいでしょう。

 

・巨智、ケルーガ

巨智、ケルーガ

 これもまた厳しい条件です。《裂け目の稲妻》や《批判家刺殺》のようなカードがあるので組めなくはないでしょうがその場合に得られる恩恵もドローできるか微妙な上にカラーも調整しなくてはいけません。様々な点でジェガンサを越えるのは難しそうです。

 

・呪文追い、ルーツリー

呪文追い、ルーツリー

 かなり魅力的なカードです。デッキを組むこと自体が好きな自分としては一度は挑戦してみたいカードです。能力もコピーとバーンとは比較的噛みあっているほうでカードプールが広がればいつでも可能性はあります。実際制限カードを多用することで条件を緩いともとれるヴィンテージではそこそこ採用されているようでモダンでもその波が来ることはあるかもしれません。土地は条件外なので《ウルザの物語》のような強力な土地が来ればハイランダーの裏をかくこともできそうです。

 

・獲物貫き、オボシュ

獲物貫き、オボシュ

 能力は一番バーン向きといって差し支えありません。トーナメント実績もあるはずで今後カードプールの拡大や研究が進めばメジャーなカードになる可能性は大いにあります。肝は《砕骨の巨人》のようなマナコストは奇数の偶数カードの存在だと思うので分割カードや起動型能力等にも注目する必要がありそうです。

 

・集めるもの、ウモーリ

集めるもの、ウモーリ

 ジャイルーダに並ぶ難しさです。おおよそインスタントとしてデッキを構築するのでしょうがデッキとして強くなる気がしません。カラーも調整しないといけないのでよほどの革命が必要です。

 

・黎明起こし、ザーダ

黎明起こし、ザーダ

 条件はパーマントカード限定のものなので、スペルを多めにすればあまり気にはならない条件の予感。クリーチャーも《運命の大立者》や《渋面の溶岩使い》といったカードがあるので《レンと6番》という目の上のたん瘤さえ我慢すれば思ったより組めそう。

 

2)次回の予定

 ざっくりとではあったが相棒8種の可能性を述べた。そこで可能性を感じた《湧き出る源、ジェガンサ》《呪文追い、ルーツリー》《獲物貫き、オボシュ》についてはデッキ案をまとめようかと。そのほか、新セットのプレビューがあればそこでの新戦力も見ようかと。

 

3)さいごに

 また次回。新セット楽しみです。